誤解をひとつ解いておきます。トレードで生活の軸を作ろうとする人は、一日中チャートに張り付いているのだろう——私も昔はそう思っていました。画面が多いほど強く、監視が長いほど有利だと。
いまの私の一週間は月曜の朝の3分から始まります。大げさではなく、その週の仕事の大半はこの3分で終わります。その3分の中身と、なぜ足りるのかの設計を見せます。

月曜の朝、全銘柄を3つの山に分ける
やることは単純です。監視リストの二十数銘柄について、週足だけを順番に開いて3つの山に分けます。
- 流れている:移動平均線が一方向にきれいに開いている。今週の主役候補。
- 箱の中:大きな高値と安値の間を往復している。端に来た時だけ見る。
- 寝ている:線がもつれて横ばい。今週は存在しないものとして扱う。
1銘柄あたり数秒。迷ったら「寝ている」に入れる。これで3分です。
なぜこんなに速く終わるかというと、見ているものが1つしかないからです。線が開いているか、いないか。指標もニュースも値ごろ感も、この段階では一切見ません。判断の材料を増やすほど分類は遅くなり、そして遅くなった分だけ正確になるわけでもありませんでした。

平日は、答え合わせだけ
主役候補が数銘柄に絞れたら、平日の仕事は「答え合わせ」だけになります。
朝に一度、絞った銘柄の大きな流れを確認する。日中は4時間ごとにチラリと見て、狙っている形が育っているかを確かめる。育っていなければ、閉じる。それだけです。入り口が近づいてきた銘柄だけ初めて細かい足を開いて、罠——先に置いておく逆指値の注文——を仕掛けてまた離れます。
15分足への張り付きはしていません。張り付きが必要になるのはその場で判断しようとするからで、判断を週末と注文に前払いしてしまえば平日の私に残る仕事はほとんどないんです。
時間ではなく、順番が仕事をする
勝てなかった頃と今とで、チャートを見る合計時間はむしろ減っています。変わったのは時間ではなく、順番です。
昔は目についた通貨の目先の動きから見ていました。動いているものを追いかけ、それから理由を探す。この順番だと見るものが無限にあって、いくら時間があっても足りません。
今は大きい足から小さい足へ、週に一度から一日数回へ一方通行で降りていくだけです。上で決めたことを下で覆さない。順番が固定されると、監視は時間ではなく通過点になります。

監視リストの二十数銘柄を、流れている/箱の中/寝ているへ。1銘柄あたり数秒、迷ったら「寝ている」に入れる。
絞った主役候補だけを見ます。
狙っている形が育っているかを確かめ、育っていなければ閉じる。
罠——先に置いておく逆指値の注文——を仕掛けて、また離れます。
浮いた時間は、チャートの外へ
3分の分類で浮いた時間を私は相場の勉強に注ぎ直してはいません。家族と過ごしています。
これは怠けではなく、設計の成果です。相場は来週も再来週もそこにあり、乗り場は何度でも来ます。急いで見張らなければならないものはこの世界には思っているほどありません。
もしあなたの一週間が月曜から金曜まで全部「相場の時間」になっているなら、次の月曜最初の3分だけ試してみてください。全銘柄、週足だけ3つの山に分ける。火曜からのチャートが静かに見えるはずです。
試した月曜の3分で、手元の銘柄が3つの山にいくつずつ分かれたか。その結果は、無料の一冊を受け取ると届くメルマガに返信で送ってください(受け取っていない方は下のご案内から)。個別のお返事はしていません。でも、全部読んでいます。
次に読む

——この運用の目的地。時間の使い方の全体像です。

——月曜3分の中身である「ふるいがけ」の基準です。

——短くても毎日開く。3分と両輪の習慣です。

——月曜の3分で決めたことを、平日にどう確認しているか。視線の中身です。
月曜の3分で使っている移動平均線の設定と、絞った銘柄で平日に待つ形の全体は無料の一冊に図解で載せています。

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本記事は私の経験と考え方の共有であり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。
投資には元本を割り込む損失のリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

